= JA滋賀蒲生町 食育シリーズ =
■2008/5/26 - みんなで実践 食育のはなし
食育の視点がキーポイント
食育・料理研究家:坂本廣子さん JA広報通信2008.5月より

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私自身も、えぇ! とびっくりしたのが、家庭科の教科書の献立でした。
タマネギ、ジャガイモ、ニンジンと野菜が食べられない子どもがいたとしても、何かを作らなくてはいけません。
皆さんなら何を思い浮かべますか? 肉じゃが?カレー? そうですね、私もそう思っていました。
ところがそれらの献立は、学校の家庭科室では作れないのです。日本の典型的なご飯、魚の煮付けも駄目なのです。
理由は簡単です
「家庭科室では、卵以外の動物性タンパク質を生で使ってはいけない」
の一文があるからです。もちろん尾頭付きの生魚も駄目です。
「ひき肉だったら直接手で触らないので使えるのでは」と聞きましたが、やはり駄目なのです。
野菜嫌いの子どもに、校庭でできた完熟のトマトをぱくっと食べさせたい、と思ったことがありました。しかしそれもかないませんでした。
「1分間、75度、煮沸してからでないと食べさせてはいけません」
と言われたからです。
今の学校の先生が「本物を伝えたい」と頑張るのは、なかなか難しいようです。
そこで、家庭科でのおすすめ献立を考えてみると、ポテトサラダがいいかもしれません。
加熱した肉であるハムやソーセージ、ゆで卵を加えて出来上がります。
それにしても、私たちの日常生活における料理法と、学校での授業にこれほどギャップがあるとは思いませんでした。
何でもかんでも消毒して食べないといけない、と学校で教えられているような印象を受けます。
私たちがいつも食べている和食 ----煮魚に和え物、ご飯に味噌汁といった献立を教えられない、伝えられないのは、とてももったいない事だと思います。
食育の視点から見直してみると「食の体験を妨げない」の一項が、これらの矛盾を解決する為にも、今こそ必要になってきたのではないでしょうか。

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