| ■2009/11/30 - クリスマスの食から異文化を知ろう |
JA広報通信 2009年11月号より
みんなで実践 食育の話
食育・料理研究家 坂本 廣子さん
もともとは日本の行事ではないクリスマス。しかし今ではすっかりなじみ、子どもにとっても楽しみな行事です。ツリーを飾ったり、ケーキを食べたりと、幼いころのキラキラとした思い出を作る日になっていることでしょう。
キリスト教文化の国でのクリスマスと違っていても、異文化へのまなざしは育つきっかけにもなっているようです。
ヨーロッパのクリスマスは、宗教的で家族の寄り添う時間を祈りで満たすもの。お店も休みで、観光客は食事を取ることすら大変なくらい静かな時期となります。
もちろん食事も日本のおせち料理のように、願いを込めた食べ物をいただきます。
一つはリンゴです。これはアダムとイブのお話にあるように、知恵の実と位置付けられています。クリスマスツリーに小さなリンゴが飾られているのをご存知の人もいることでしょう。
もう一つは、木の実です。木の実は、堅い殻を苦労して割って、やっと実りを得るという意味で、人生の象徴と言われています。そのため、クリスマスケーキにはたっぷりの木の実を入れたフルーツケーキなどが中心で、飾りを付けることは少ないのです。料理の中にも食文化がしっかりと根付き、食から伝統がつながっていることが分かります。
子どもにとって異文化を知る事は、視野を広げるとてもいい機会です。国際化時代を生き抜く力を育てるためにも、外国文化の事を話してあげたり、行事食について意味を教えてあげたりと、クリスマスとの出会いをより良いものにしてあげましょう。

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