= JA滋賀蒲生町 食育シリーズ =
■2009/9/1 - おいしいご飯を食べよう
みんなで実践 食育の話
JA広報通信 2009年8月号より

食育・料理研究家 坂本 廣子さん

 子ども向けの料理教室でのことでした。幼稚園児12人が参加する
ちびっ子クラスでは、豆をテーマに「インドの豆カレー」を作りました。
 出来上がった料理を配膳(はいぜん)し、いつものように「お代りは
こちらにあるからね」というと、あっという間に一升炊いたご飯が空っ
ぽに!子どもたちの食欲に驚きです。いつもは食の細い子どもも
「だって、ご飯がおいしいんだもん!」としっかり食べていました。
お母さんも「ここでは、よくご飯を食べるんですよ」と口にされます。
 料理教室のお米は、山形県・奥羽山脈の湧水を使った田んぼのも
の。アイガモ農法で栽培しているそうです。子どもたちは「教室で食
べるご飯はおいしい」と、ご飯の味を理解しているよう
です。
 これから新米の時期を迎え、各地で「お米を食べようキャンペーン」
などが催されるでしょう。キャンペーンでは、いろいろな具材を混ぜて
人形の形にしたおにぎりや、油をたっぷり使ったチャーハンといった
料理が紹介されています。しかし、これではお米本来の味が分から
なくなってしまいます。
 やはり子どもには、本当においしい白米を食べさせてあげたい。
それがご飯を好きになる方法だと思います。
 羽釜をかまどに載せて、まきをくべて炊いたご飯--香ばしいおこ
げの記憶は、今でも懐かしい思い出です。そんな世代の私は、食事
にご飯が出てこないと、食べた気がしないタイプです。でも、おいしい
ご飯を食べた体験のない子どもは、「ご飯?別にぃ、食べたくないって
いうかぁ」なんて言うかもしれません。
 どうぞ新米の季節こそ、おいしいご飯を子どもに食べさせてください。


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