= JA滋賀蒲生町 食育シリーズ =
■2009/4/30 - 本物に出会うって大事
食育・料理研究家 坂本廣子さん JA広報通信2009.4月号より

 「キッズプラザ大阪」という子どものための博物館で、子どもだけで作る料理教室を8年ほど続けています。
通常の博物館は、展示物の横に「触らないでください」と書いてありますが、こちらの博物館はとてもユニーク。
見て、触って、物事を感じ、理解してほしいため「どうぞ触って!」と書いてあります。
 先日の料理教室では、お赤飯を作ることになりました。その前に「日本では、うれしいこと、悲しいことは色や食事で表しますよ」と
色紙をボードに張って並べながら解説していきます。
「白に赤、金銀などの組み合わせはうれしいこと。白と黒、紫、黄色、水色、銀色などは悲しいことを表す色の組み合わせです。
ですから、贈り物にもその色を表した熨斗(のし)を掛けます」と説明していくと、「熨斗?」とつぶやく若い親御さんが・・・・。
「しまった!実物を用意すればよかった」と反省しきり。熨斗を見た事がないと、色の説明をされてもピンとこなかったことでしょう。
 そして赤飯が出来上がると、子どもたちは誰一人として嫌がらずに食べます。3杯以上お代りをした子もいました。
4歳児が多かったこの教室では、およそ3分の1の子が初めて赤飯を食べたそうです。
 これにはスタッフもちょっと驚きました。赤飯はコンビニエンスストアのあにぎりにもあるほど。でも、食べたことはなかったのですね・・。
 しかし、初めて出会ったお赤飯を「美味しい!」と、思いっきり食べてくれたのはよかったです。それもそのはず、丹波大納言の大豆、
対馬海流の塩、こだわりのもち米で作ったのですから。

 これから先も「お赤飯おいしいね」って食べてもらえるなら、うれしいことです。最初に本物に出会うって大事ですよね。
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